コンサルタントに依頼したときの経験(#1)

コンサルタントに望む成果をコミットしてもらうのは難しい

コンサルタントは、大別すると、その業界や技術に特化して専門的アドバイスや指導、実務を行うスタイルと、業界を限定せず普遍的なスキルや経験で課題分析、解決等を行うスタイルがあります。

コンサルティングの定義が「専門的な知識と経験で顧客に利益を与える」という意味では同じですが、前者は直接的な利益を出すもの、後者はコンサルティングそのものが売り物とも言えます。

呼び名は同じですが、内容は全く違います。一般的に前者は後者に比べると非常に高額になります。

例えば成功して売上目標を越えれば、売上の○〇%を支払う等。

また、前者はその業界の経験が豊富で人脈もあり、技術だけでなく人脈で成果を上げる場合もあります。

期間限定で成功報酬で契約する場合が多いため、社長や幹部とのやりとりだけで一般社員のモチベーション向上やその後の組織が一人立ちするところまで関わらない場合が多いようです。

後者は一般的な知識と経験で分析し今後の方向性を提案します。

今までは提案で終わりだったのですが、実際の現場に入り込みクライアントが回答を出すのをサポートしていくコンサルタントもいるようです。

どちらのスタイルでも同じなのが「コンサルタントに望む成果をコミットしてもらうのは難しい」と言うことです。

一番明快な例は、業務改善等で社内システムやtoolを開発して終了です。

社内が混沌として困っているからコンサルに依頼しても、必要な条件(優秀な人材が揃うこと、セミナーや会議への規定以上の出席率、明快な戦略、事業部長や部長のやる気、etc)等がネックとなりすべての課題解決を一社で契約してもらえませんでした。 

 

会社と付き合いのあった日系会社は避けた

私が以前日系企業の商品企画に在籍したときに、「いま取引している大手外資系企業に振り回されないような戦略的思考のできる幹部を育成したい。」という目的のためにネットでコンサルタントを探しました。

かなりの予算が見込めたのでアポが取り易く、20社近くに相談しました。

話してみて、まず避けたのは取引のあった日系大手。面談した人達を通して感じ取っただけなのですが、体制に阿る感じが強く実力不足も目立ちました。過去に付き合いのあった幹部の名前を出して我々の会社内部に通じている、顔が利くことをアピールしている雰囲気で不愉快な気持ちになりました。

結局後で稟議を通すのに苦労したのですが、優秀で純粋な熱意を感じた中堅以下の会社数社に依頼することにしました。

彼ら優秀なコンサルタントは、最初の面談でおおよその問題点や解決策に当たりをつけることができ、本質の問題は何かが分かっているようでした。

分かった上で出来ることはやろうと言ってくれました。

問題は社内にありました。使いこなせない。自分達が変われない。(別の項で書きます)