コンセプチュアル・スキルとは「直感力」?

コンセプチュアルスキルとは、「本質を見極める技能」です。

管理者に必要なスキルは3つあり、

テクニカル・スキル、ヒューマン・スキルと、

コンセプチュアル・スキルです。

 

テクニカル・スキル:

業務を遂行する上で必要な知識やスキル。

その職務を遂行する上で必要となる

専門的な知識や、業務処理スキル。

 

ヒューマン・スキル:

人間関係を管理するスキル。

相手の言動を観察、分析し、

相手に対してどのようなコミュニケーションや

働きかけをするかを判断、実行するスキル。

 

コンセプチュアル・スキル:

周囲で起こっている事柄や状況を

構造的、概念的に捉え、本質を見極めるスキル。

抽象的な考え方や物事の大枠を理解するスキル。

 

「コンセプチュアル思考」より抜粋

(好川哲人著、日本経済新聞出版社

 

管理者に求められるスキルは、

まで日本では、

テクニカル・スキルと

その人の社会的人間性だけでした。


その後、

欧米の考え方である

人間性でなく実績で評価する」考え方や、

その分析方法である「コンピテンシー」等

が一般的になり、

具体的なヒューマン・スキルも

認識されるようになりました。

 

ただ、それだけでは

管理者を正しく評価しきれない部分があります。

特に新しい概念の業務、発明、

革新的な商品の開発、新規事業の立ち上げ、

緊急時の対応、等で目覚ましい働きをする

管理者が必ずしも、テクニカル・スキル、

ヒューマン・スキルで普段から

目立っているとは限りません。

 

3つ目のスキル、一見「勘が鋭い」、

「ひらめきがある」等でしか定義できにくい

スキルが、コンセプチュアル・スキルです。

 

どうやって身に着けるのか?

現場で長い下積みの経験を積み、

人生の辛酸を舐めた上で

その人なりの方法論で作り上げた

スキルと思います。

 

現場の経験を経て、

管理職として職位が上がっていくにつれて、

末端の現場状況から会社の立場までを、

大局的に見ることができる。

一度その思考方法を極めると、

それを他の企業や、職場環境にも応用できる。


よく職場で「勘が働く」ことがあります。

不具合調査では長年の経験で、

問題の個所を予測することができます。

そういう人は違う環境でも

同様の勘を働かせることができますが、

周囲は、その業務に習熟しているからだろう

と誤解しています。


抽象的ですが、重要なスキルです。

自分が経験した過去事例から分析しながら、

このスキルを可視化していければと思います。